生きづらいなと思った時に、自己分析で読んだ本

book

どもどもケイです。サラリーマンも年次が上がってくると、難しいなと思うことが増えてきたり、改めて自分の生きづらさがどこから来るのかなと思った時に読んだ参考文献と一言感想を残しておきたい。

心の痛みへの向き合い方

OPTION B(オプションB)

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び
フェイスブックCOO(最高執行責任者)で有名なリーン・インの著者シェリル・サンドバーグの本。夫の突然死の苦しみにどう向き合ったのか?が綴られている。

人生は選択肢Bで続いていく、逆境に耐える力を高めて、「オプションBをとことん使い尽くそうじゃないか」という序章に、読んだ時にハッとしたのを覚えている。
失敗か、望みが叶わないしんどい状態か、などではなくて、分かれ道の別の方に来たのだなぁと思うのはとても良い捉え方だと思ったので。

著者がリア充なのでFacebookの記事で周りと悲しみを分かち合った!的なエピソードには全然共感できないのだが、悲しい自分を認めてそのための時間を作るなど自分を大切にする具体的な方法が心理学的なアプローチで紹介されていたのは参考になった。

孤独と不安のレッスン

孤独と不安のレッスン (だいわ文庫)
虚構の劇団主催の鴻上さんの本。学生向けに書かれているが、日本は無宗教ではなく「世間様」を強く信仰する国、というのがとても心に残っている。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。
ニューヨークの本屋にも平積みされていたベストセラー。自分が本当にしたいことを見える化するためのワークがたくさん紹介されている。この本好きすぎて、折々に布教している気がする。

発達障害の関連

マンガでわかる大人のADHDコントロールガイド

マンガでわかる大人のADHDコントロールガイド
途中に出てくる、日々のタスク管理のためにも思いついたことをリスト化すると良いですよとアドバイスをもらい、「そうと決まれば可愛いメモ帳を買いに行かなきゃ」と出発していく人を見てまんま自分かと思った。

忘れ物が多い、スケジュールが覚えられず直前まで覚えていてもつい打ち合わせをすっぽかしてしまう、何かを頼まれるとそれまでしていた仕事を忘れてしまう、複数の案件が発生すると思考停止して全然違うことをしだす、などなど、忙しくなると露呈する自分の限界が、一定の特性を持っているのだと理解できたし、具体的な対策の事例が多く紹介されていて、勇気づけられた。

マンガでわかる アスペルガー症候群の人とのコミュニケーションガイド

マンガでわかる アスペルガー症候群の人とのコミュニケーションガイド

上の本とセットで読んだ。グレーを理解できない、言葉通り受け取ってしまうなどの特性の学びになった。

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術
解決策が合理的で、軽快に読み進められる。ツイッターのアカウントは面白いが切れ味爽快なので、心の体力ゲージが多い時にまとめて読んでいる。
今度また新しい著作が出るので、購入予定である。

最近のテクニカルな対応について

パソコンでいうところのメモリが足りず、作業割り込みがキツイ、時間や数の感覚が弱い、同時タスクができない、報酬系の働きがイマイチで先送りしがち、という自分の特性に最近着目している。

日々の様々なできないことや課題は、その特性から派生していることなのだと因果を自分で理解できると、多少諦めもつく。

自分にできないことはできないと割り切り対策に走ることで、自尊心が削られるのを最小限にできる。実践しているのは以下の通りだ。

・やることが5個を超えたら、早めに人に相談して優先順位をつけてもらう。
直感で思った時間の2倍〜3倍の作業時間を取る。
・ミスが多発するので、作業過程も早めに共有。ミスを発見してもらいやすくする。
・大きめで詳細をマニアックに把握する系の仕事内容になるように動く。
・忘れそうな打ち合わせの時間前にはアラームを鳴らす

とにかく直感がバグっている。1回書き出して測ってみたが、直感の見込み時間、体感の作業時間と実際に作業にかかった時間がかけ離れている。

バグった直感のまま(無理な工程で)作業を組み立てた上に先送りがコンボして、やること増えて優先順位つけられずなんか全部中途半端・・・の状態に至るとドボンしてしまうので、早めの対処が必要だと学んだ。

毎年泣きながら、全部9月学校が始まってから夏休みの宿題をしていたのだが、その時には落ち込むばかりで原因なんて考えもしなかったなぁ・・・(そして毎年繰り返された。

おまけ:汚部屋対策編

かつて私は汚部屋の住人だった。足の踏み場もなく、平面という平面に物が乗っている暮らし・・・洗濯物はベッドに山になり、寝る時は机に移して寝ていた。

一人暮らし開始を機に解決できたので、以下をずっと守って汚部屋を回避している。

とにかく物を減らす
・オシャレな部屋は諦める(重要)。目指すのはホテルライクなすっきり路線。
・お気に入りの1軍の服、1軍の雑貨だけに絞って使う。
・気が向いたら1日物を10個捨てる。
・気が向いたらもの減らすデーをする。
減らした状態を維持
・1つ買ったら1つ捨てる(厳守)
洗濯物を畳むのを諦める
・服はたたまず全てハンガーにかける
・下着類は、引き出しなどを上半身と下半身の箱に分けて洗濯したらそこに放り込む
・シワにならない素材の服しか買わない(化繊万歳)
・タオルハンカチしか使わない

今年の夏休みは本をちゃんと読む夏休みにしたいなぁ。

▼前にデザイン思考について調べていた時の本紹介
デザイン思考のその後