ロンドン旅行記、後編です。
ぎちぎちに詰め込んだ怒涛の日程が続いていく。
3日目:12/29(日)
18:15 ロンドン帰還
19:30 The Producers
1日観光ツアーの夜にミュージカルを入れるという、今回の旅行1番の綱渡りスケジュールだった。
ロンドン以外も行きたい同行者と、どうしてもこの作品を観たい私と、お互いの気になっているところはきっと良いハズ!!の2人渦巻く欲望がマリアージュした結果だ。
コッズウォルズ観光へ出発
前日のモンマスカフェで買ったフィナンシェの朝食のあと、バスに乗って観光に出かけた。
朝1番のバス内は非常に寒かったので、カイロなどで完全防寒した方が良い。
この日は霧が強く、車窓を楽しめたのは午後になってからだった。
バイブリー
個人的に1番好きだった村。自然が豊かで、映画セットのようだった。
有名な「オフィーリア」の絵画を見て「どうしてこんな美しい情景が思い浮かぶのだろう!?」と思っていたが、こういう田舎の風景をスケッチして女人を浮かべるとあの図になるんだなぁ。
凍えるほど寒かったが、ずっと外に立っていても構わないくらいうっとりした。
ボートン・オン・ザ・ウォーター
ランチに立ち寄り。お店は激混みなので、案内を聞かずに早々に離脱して店に入る方が良いかもしれない。
狙ったフィッシュアンドチップスの店は入れず、ガイドさんおすすめのパン屋さんでお昼。
(ボートン・オン・ザ・ウォーターのベーカリー・オン・ザ・ウォーター!パン屋のお名前が洒落ている。)
注文が入っていなかったり、入っていたのに来なかったりしつつ、店員さんは親切でどれもこれも美味しそうだった。
夕飯も仕入れた。
ストウ・オン・ザ・ウォルド
次のストウ・オン・ザ・ウォルドは、アンティークで有名な街とのことだった。
シャビーシックのインテリアのお店もあり!目がハートに。
同行者と秒速で解散して、ふらふらと見てまわった。
取手とか、持って帰れるサイズのものを買って帰りたかったが、見て回るのを優先した。それに、自分用のおみやげは思い出とパンフだけと決めたしな。
好きなテイストの本場!を味わえてとても楽しかった。
チッピング・カムデン
教会があったり、羊毛市場の跡地があったり、中世を感じる街並みだった。
ここからロンドンまでの戻りは1時間半ほど。帰りの車内は暗くしてもらえたので、ぐーぐー仮眠をとった。
ミュージカル「The Producers」
Menier Chocolate Factory
ガイドさんに間に合わないかも…と言われつつ(自己責任なんで大丈夫です><むしろ、すみません!と回答)、早めに戻ってこられたので劇場までダッシュで移動。ロビーでお昼のパン屋さんのシェパーズパイを食べた。
元々チョコ工場を改装した劇場とのことで、小劇場!なのにミュージカル!!
廊下には、過去の受賞作品のものが飾られていた。日本でも上演していたマリア・フリードマン演出のメリリー・ウィ・ロール・アロングはこの劇場が初演。ブロードウェイのやつ見たかったなぁ、という気持ちが蘇ってきた。
舞台まではこの近さ!狭さ!
開演前はファニー・ガールを文字ったファニー・ボーイのポスターが飾られているのだが、途中休憩では劇中作「春の日のヒトラー」のポスターへと変わっている凝った演出。上手と下手の上方に、小さいながらもオーケストラ・ピットがあった。
小劇場でもたっぷりミュージカルが味わえて、1日観光して来たのに、興奮しすぎて全然眠くならなかった。
劇中作「春の日のヒトラー」に大笑いする悪趣味な観客って自分自身なんだよなぁ、ということに気づけた。
4日目:12/30(火)
11:30 The Ritz アフタヌーンティー
15:00 ホテルへ荷物を取りに
16:00 ヒースロー空港
19:00 フライト
映画「Wicked」
根性で朝起きて、前日のパン屋で買ったキッシュを食べて、映画館へ!
日本だと2025年3月7日公開になってしまったウィキッド。
もう!最高だったぜ!!世界と公開日を合わせて欲しかったぜ、一緒に盛り上がりたかった!!!
2024年に見た作品個人的ベスト5にも無事ランクインしました。
繁華街の映画館といえど、朝8時から見る客は私1人だった。貸切状態。
The Ritz アフタヌーンティー
前回行った時に素晴らしすぎて、同行者と満場一致でまた行きたい!となったザ・リッツ。
フライトを予約していた8月以来、ずっとキャンセルウォッチをしていた。
ロンドン到着日に無事キャンセルを拾うことができて、ロンドン旅行を豪華アフタヌーンティーで締め括ることができました。
ホリデーシーズンなので、豪華なクリスマス飾りがあった。
お姫様になりたかった人には魂に沁みる時間でございました。
食器という食器にちゃんとシンボルのライオンさんがいるのだよな。
あと、昨日コッツウォルズツアーで一緒だった2人組とまさかの遭遇。お互いに幸せな時間を過ごしていますね(^^)の目くばせをした。
地下鉄でヒースロー空港へ
ホテルに預けた荷物をピックアップし、ついでに着替えたり化粧落としたり。
エリザベス線の年末年始運行の余波で、ピカデリー線が空港行きの客で激混みだった。
できるだけ手前の駅でピカデリー線に乗りかえたが、それでもギリギリ乗れた感じだった。
隣の現地住民っぽい女性が、少し人が降りた時に「space!」と感嘆していた。やっと空いた!って時にはスペースって言うんだ!と知って面白かった。
空港 & フライト
ここまですごく元気だったが、ホッとしたのか急にグッタリしてくる。
途中ご飯だけかきこんで、気絶するように寝て、気がついたら残り3時間だった。
終わりに
怒涛のスケジュールを無事行って帰ってこられて、幸せだった。
行くにあたって、周囲の人に大変協力してもらったので感謝の限りである。
また、有識者に見る演目について相談に乗ってもらったり、途中のご飯などの助言をいただいたり、温かく背中を押してくださる方々のおかげで充実した旅が実現した。
スケジュールを実行するのにアップアップしていて、中々レポートに足る写真が撮れなかったのだが、前回も今回もマチソワする私に付き合ってくれてご飯なども記録してくれる同行してくれた友人にも変わらぬ感謝を伝えたい。
おまけ
今回はあまりにも時間がなかったので、日本であらかじめ自分用マニュアルを作成していった。


・起床と朝食時刻
・その日着る物
・予定
ー時間場所
ー最寄り駅
ー移動ルート
ー前の場所を何時に出れば間に合いそうか?(余裕版・ギリギリ版)
・食事などの入手タイミング
・夜観劇の後の帰りルート
当日は念の為、グーグルマップで移動手段を調べ直すだけでロスタイムが減って便利だったので、次回もギリギリ旅になるなら作成したい。