デザイン思考のその後

どもどもケイです。FNS歌謡祭の録画を見ていて、やっぱり本家を見たくなりグレイテスト・ショーマンのライブシーンを一巡してから記事を書くのに戻ってきた。やっぱりThis is meは自分自身のパフォーマンスとして演じてほしいよね。ということで本日4本目の更新!

大学卒業から随分と時間が経つので、最新の考え方などをインストールしないとまずいのでは?という危機感が最近強い。せっかくなら話の通じるおばあちゃんになっていきたいからだ。

起業家支援のコワーキングスペースと最近の感想

2018.07.22

上記記事のようなセミナーに出たり、自分なりに参考書を読んだりと意識高い活動をちょっとずつ頑張っている(意識高い言いたいだけな人。面白いなと思ったことと参考書をまとめてみたい。

デザイン思考

スタンフォード大学のdスクールが体系化した、事業立ち上げや商品開発などの課題解決のための手法だ。従来の4P(商品、価格、プロモーション、流通)や3C(顧客、競合、自社)のような分析ではなく、ユーザーを中心に据えて課題を解決するという考え方だ。
ユーザーが抱える課題を徹底的にヒアリングすることを出発点にして、プロトタイプと呼ばれる試作品やテストマーケティングを繰り返しながら素早く進歩させて解決策であるプロダクトを作っていく。

結構前から流行していたようなので、私が知った頃には星の数ほどセミナーも参考書もあって何から手をつけて良いのやら?といった感じだった。大学生に会った時に聞いたら、授業でやりました〜とのことだったので、やはり時代は移っていくんだなぁ。

クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

dスクールの創始者と、デザイン思考の著名コンサル会社IDEOの創業者の書いた本。事例も満載で、わかりやすく楽しく読めた。この本を読んで、心酔していたずっとやりたかったことを、やりなさい。も同じ系譜に連なり、よりアーティスティックに自己分析的に特化した本なのだなぁと理解した。

▽「ずっとやりたかったことをやりなさい」にハマった話はこちら

ラインスタンプを作った話

2018.07.28


メイク・スペース 創造性を最大化する「場」のつくり方
こちらは場所に特化したデザイン思考の事例。dスクールの実際の教室が、デザイン思考に則ってどのように変わってきたのか?が写真付きで記されている。空間作りにも使えるんだなぁという気づきがあったのと、自分の家で考えても面白いかも?と感じた。

部屋で本来の使われ方で使われていない部分は、課題が明確化しているのでアプローチのとっかかりとなるらしい。うん、筆者の机の上も本棚と服置き場になっているな・・・。

おまけ:舞台のデザイン思考

上記本を読みながら、思い出したのは平田オリザの小説「幕が上がる」だった。

幕が上がる (講談社文庫)
作中の劇「銀河鉄道の夜」の脚本を作るにあたり、主人公たちはエチュード(即興劇)を繰り返す。そして出来上がったシーンをセリフとして、今度は寸分違わず再演していく・・・。舞台は課題意識や描きたいテーマをいかに形にしていくのか?そのものなので、アプローチは元よりデザイン思考的なのだなぁとしみじみ思ったのだった。
ブロードウェイでもプレビューを繰り返しながら、シーンを入れ替え曲を入れ替えてオンで上演されるなどもプロトタイプ的な取り組みなのだな。

ニーズが細分化されすぎて捉えきれない時代

そもそもなんでデザイン思考なのか?テストを繰り返さないといけないのか?が腹落ちしたのが、ピョートル・エリス・グジバチ氏の講演を聞いた時だった。

ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち

ちなみにこの本は、kindleの中で積ん読状態だ。いや、ほら、WOWOW見るの忙しくてそれどころではないからさ(早くもおぼつかない自称意識高い系の人。

とりあえず講演内容はGoogle、Amazon、Facebook、Apple(GAFA)やMicrosoftが成功した要因は、固定資産ではなくプラットフォーム事業を中心に情報を持つようになったから…というものだった気がする。産業の構造変化がすでに進行しているので備えよと言っていた。

その中でもびっくりしたのが、セリアが顧客分析のうち年齢と性別をPOSレジで取るのをやめたというもの。ネズミンタルランドのレジで、年齢と性別を毎回打ち込んでいた身としてはなんとそんな時代に?!と思ったのだった。いや、コンビニとかどこでも年齢性別のキーはあると思うけど・・・。

興味関心があれば、年齢や性別などのパッと見の属性に関係なく購入する時代。ライフスタイル自体が、結婚して〜子供を産んで〜戸建てを立てて〜のように画一化できないのだから、ニーズも多様化するのだ。しかも、メディアも嗜好に合わせたカスタマイズをするのだから、余計に関心は局地化していく。
と言う訳で、大上段に構えたデータでの市場調査では役に立たないので、市場に飛び込んで一定の層を確保できるように実践的に商品を作る方が効率が良いのだ。予測できないので、とにかく打ち出して顧客を掴もうと言う話なのだと理解した。

例えばインターネットライターなどが一定の(何十万の多数の)フォロワーがいれば食っていけるのも同じ現象だと思う。
また、インターネットで流行った漫画や小説が出版される流れも同様なのだろうと思っている。先にプロトタイプを出して、支持者を確保してから製品化するのが、生産的な時代なのだなぁ。

とにかく使えるようにならないと意味がない分野だと思うので、日々に取り入れられるように奮闘している。