ディズニー好きによるキングダムハーツ3の各ワールドの感想前編

どもどもケイです。毎週木曜日がおやすみならいいのにな。そんな気持ちでいっぱいです。


キングダム ハーツIII – PS4

1月の発売日週末から、コツコツと土日に進めているキングダムハーツ3。入り乱れる登場人物のストーリーを受け止めかねていたけど、クリア間近に差し迫ってエモさが爆発してきたので、感想を残しておきたい。


index

  1. キングダムハーツ概要
  2. ディズニーの世界を冒険する楽しさ
  3. トイ・ストーリー編感想
  4. ラプンツェル編感想
  5. 昨今のディズニーにラスボスはいない
  6. モンスターズ・インク編感想
  7. レミーの美味しいレストラン編感想
  8. 100エーカーの森編感想

キングダムハーツ3


キングダムハーツ3
2019/1/25にスクエア・エニックスから発売されたps4のゲームソフト。ディズニーとのコラボが人気のシリーズの13年振りの最新作で、発売前から店襲撃による動画流出事件が起きるなど話題になった。kh3の通称で世界的に人気の作品で、発売から3日で64万本が売れ、現在販売500万本を突破している。

ディズニー作品を渡り歩くRPG
主人公はオリジナルキャラのソラドナルドとグーフィーとパーティーを組んで、王様(ミッキー)の導きを得ながら、ディズニー作品の中に入り込んで大いなる敵であるXIII機関(13機関)を倒して行くのが特徴。なお、毎回ゲストパーティーに各作品のキャラクターが参戦する。過去にはアラジンやピーターパン、ビースト、アリエル(なぜか・・・攻撃技はトルネードビンタ・・・)などと彼らの世界を一緒に冒険した。

ストーリーは難解
当初は13機関に操られたヴィランズを倒して行く設定だったが、シリーズが長期化するに従ってオリジナルキャラが増えに増えて、13機関に加えて真13機関なるものが登場したり、賢者アンセムが実は別人のなりすましだったり、ソラの心に色んな人が住んでいたり、シナリオがてんやわんやしている。なお、基本トーンはFFのようなファンタジーでシリアスかつ中二

筆者は、学生時代に1と2をプレイして以来10年以上ぶりのキングダムハーツである。というか、10年前のレイトン教授以降、久しぶりのゲームやで・・・。ドナルドとグーフィーとパーティーを組んでいざ!冒険だぜ!

各ワールドの一言感想

2以来ちょこちょこと新作は出ていたみたいだが、久しぶりのキングダムハーツ!ピクサー勢もワールドに参戦していて、シナリオが豪華だった。順にコメントしていく。ディズニー好きの魂の叫びだ。

目覚めの園

ステンドグラスにハーハーハハハー♩お馴染み賛美歌風BGM。テンションぶち上がるよね。特化したいステータスを選んでいくわけだが、いつも魔法とアビリティに全振りする。
ホグワーツからの入学許可証を待って早●年。入学許可証は届かないけど、ゲームの中なら魔法使いになれる。

オリンポス

ヘラクレスワールド来たー!過去作品の経緯から、いきなり闘技場?と不思議に思ったけど、普通にマップをクリアする感じだった。
からの・・・え?ビックサンダーマウンテン!?パイレーツシップ?
今回はアトラクションを戦闘中に召喚できるびっくり設定だった。キラキラ光るティーカップでイェーイ(byソラとドナとグーフィー)と敵を轢き殺す。シュール。

トイ・ボックス(トイ・ストーリー)

おもちゃになって、ウッディとバズと一緒にアンディの部屋を探索〜!BGMはYou’ve Got a Friend in Meだ!テンションがマックスすぎて、尊いしか口から出てこない。


シナリオは、おもちゃ屋にさらわれたハム・レックス・エイリアンを助けに行くというもの。今回のゲストキャラは・・・ストーリーだとウッディかな?でもバズの方がアクション向いてそう・・・と思っていたら、両方かよ〜〜〜!2人とも一緒に冒険してくれるのかよ〜〜〜!!
なんとゲストパーティーメンバー枠が1人から2人に増えていたのであった。そうだよねぇ。バズとウッディはセットだよねぇ。
https://twitter.com/KINGDOMHEARTS/status/1094279762539892737
おもちゃ屋に売っているロボットに乗り込んだり、おもちゃ屋自体も赤ちゃん売り場、ゲーム、キッズコーナーなどギミックが凝りに凝っていて楽しいワールドだった。

またピクサー作品は、ドナルドとグーフィーが独自のカスタマイズをされているのでそれもめちゃ可愛いのだ。

toybox_cha
おもちゃのグーフィーとドナルド。服がブロックみたいになっていたり、関節がネジだったり、芸が細かい。

ロゴmovieが最の高

各ワールドの序章とクリア後には、映画のようにタイトルロゴが表示される。トイボックスであれば、おもちゃが溢れてロゴが飛び出してきたり、このタイトルロゴの表示のされ方がとても凝っている。

kh3logo
公式サイトワールド紹介
より

このロゴの挿入タイミングと掲出ムービーがかっこよすぎて、毎回テンションがマックスになってしまうのだった。1ワールドで3〜5時間かかるので、各ワールドが映画1本分か、それ以上のボリュームがある。

キングダム・オブ・コロナ(ラプンツェル)

もう、ほんと、このムービーを見て欲しい。そう、ラプンツェルの髪に捕まって、高所を渡り歩いて行くステージ。わーラプンツェルと一緒にターザンしてみたかったんだーうっれしー(棒読み。


ゲストパーティーメンバーはラプンツェルとユージーンの2人とも。ここに来て、プリンセスを特別扱いしない今回のスタンスが明示されてくる。大変良いと思う。
なお、ユージーンは一定ゲージが溜まると、樽に乗って転がして敵にアタックして行く。その横で髪をぶん回して、敵を倒すラプンツェル。戦闘シーンはカオス度NO.1のワールドだった。

なお、王国の広場のダンスに参加するミニ・ゲームがあったり、ラプンツェルの幽閉されていた塔に登れたり、王国に向かう橋を渡れたり、今回も「ラプンツェルの世界に行ったらしてみたいこと」が詰まっていて楽しかった。

昨今の明確な敵のいないディズニー作品の困難

ラプンツェルは人気作品ということもあってか、ムービーが多めであった。ボートに乗ってランタンを見るシーンや最後ユージーンが髪をカットするシーンなども含めて、ほぼ最後まで話をなぞる感じだ。主人公パーティーの存在が若干空気・・・私たち必要だった・・・?
昨今のディズニー作品は、自身の自立や愛をテーマにしており、明確な悪を倒す話ではない。ヴィランズだって過去作品がメインだ。

そのためラスボスを登場させて、戦闘シーンへ発展させるゲームシナリオにはしづらいのだなぁという印象だった。狂言回しである13機関も若干何をしたいのかわからない状況。なんかポエミーなことを言っては去って行く13機関の人たち・・・。

このシナリオの混迷さは最後まで続くのだが、キングダムハーツの問題というよりも、ディズニーの作品を連ねるゲームであることの宿命といえそうだった。

音楽の版権取れてないyo!

ディズニーの権利関係か、予算の都合上か、ラプンツェルの音楽がメンケン様のものではなかった。えー、過去作品はアンダー・ザーシーとか流れてたじゃないかぁ・・・涙。
ファンタジー感溢れるサウンドで十分楽しめるのだが、ムービーで似て非なる音楽が流れるのが、地味にジワジワ来てシリアスなシーンでも笑ってしまう。

モンストロポリス(モンスターズ・インク)

映画終了後のハッピーエンドを迎えた後の世界が舞台になっている。ランドールが再び舞い戻ってきて、彼を倒すのがメインシナリオ。
ムービーにはちゃんとサリー役でホンジャマカ石塚、マイク・ワゾウスキ役で爆笑問題田中が声をあてている。関係ないけど、13機関の声優陣も大御所ばかりで豪華である。


ブーを笑わせて発電してマシンを動かしたり、ドア工場に潜入してレールに乗って敵を倒したり、ドアとドアをつなげて移動したりとモンスターズ・インクらしさが溢れたワールドだった。


今回も主人公ソラ、グーフィー、ドナルドはモンスターになっている。ドナルドがマイクと同じ一つ目仕様でキモ可愛い。

レストラン「リトル・シェフ」

ピクサー作品「レミーのおいしいレストラン」からの参戦。各ワールドで食材を集めて料理を作るサブゲームだ。ネズミのレミーが主人公ソラの頭に乗って、一緒に料理を作る。レミーがシェフのリングイニの頭の上に乗って一緒に料理する映画にちなんでいる。


筆者はレミーを未見なのだが、おそらく登場する料理など作中モチーフが多用されていると思う。

100エーカーの森

プーさん登場!過去作品ではメインシナリオだったが、今回はラビットの畑の収穫を手伝うサブゲームになっている。でも絵本の中に入るワクワク感は変わらず。
https://twitter.com/KINGDOMHEARTS/status/1105151650338164736
BGMもWinny-the-Poohのテーマソングだ。「森のお〜くふ〜かく〜♪クリストファーロビーンは〜♪」のあれ。ほっこり音楽なので、つかの間の癒しだ。ちなみにプーさんの声は堺雅人、ではない。

長くなったので後編に続く!
後編はベイマックス、アナ雪、パイレーツオブカリビアンについて。