どもどもケイです。2024年を振り返りたい。
中々劇場に足を運ぶことができず、いよいよ作品視聴の中心がNT at Homeになってきた。
また、9月後半〜・11月は生活環境の変化もあり、数本しか作品を見ておらず、もうこれ趣味って言ってええんかと天を仰いだ。
時間が経過するのが早すぎる。
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2024ベスト5
以下ルールで今年もベスト5作品を選んでみる。
各感想も書いてアップロードできたらリンクを貼ります。。
・ざっくり「今年自分に響いたなぁ・・・」と思った作品
・順不同
・上映・上演タイミングではなく、自分が鑑賞したタイミング
演劇「The Invention of Love」
Hampstead theatre, London
年末に念願のロンドン現地で見た作品。サイモン・ラッセルビール主演、トム・ストッパード脚本。
キャパ300人ちょっとの円形劇場で、セットも小道具も最小限という、いわゆる小劇場的な演出の作品だった。
演劇の本場で!小劇場作品を見ている…!!と感動した。
サイモン・ラッセルビール様を近距離で拝めたし、作品も難解だけど、大変好みの設定と展開なので終始エモが溢れていた。
演劇「KING OF WAR」
ITALIVE
絶賛されていた作品のリバイバル配信に、深夜の4時間半を眠い目を擦りながら見た。
視聴の際は映像(と廊下)の使い方が上手い!と思ったが、今思い返すと脚本の解釈と、翻案にあたっての登場人物の現代化の納得感も強い。
この他にも、NT at HomeのHedda Gablerのスタイリッシュさにも衝撃を受けて、だからこそのイヴォ・ヴァン・ホーヴェの諸々が何ともしんどいと思う。
演劇「『A Number―数』『What If If Only―もしも もしせめて』 」
世田谷パブリックシアター
キャリル・チャーチル脚本、ジョナサン・マンビィ演出。
勉強会に参加させていただき、英語脚本を読み込んでから作品を鑑賞したという思い入れがある作品。広い世界の中の1つの話、というのを物理的に提示してもらえる舞台装置に乾杯!
力ある演出家が明確なビジョンを持ってダイレクションすると、こんな曖昧な作品もあらびっくり!という好奇心を満たす鑑賞になった。
演劇「Grenfell: in the words of survivors 」
NT at Home
Verbatim play(逐語的演劇/特定のテーマや実際の出来事に対する実際の人々の言葉を基に構築されたドキュメンタリー・シアターの一種
by 引用元)という初めて出会った演劇ジャンル。
実際のグレンフェルタワー火災と関係者の証言を元に、実際の人に演者がなりきって、火災までの背景や当日の過ごし方、事故後の検証についてのドキュメンタリーを演じるような作品だった。
火災のシーンはほぼインタビューのセリフのみで進むのに、実在の人の言葉なのだと思うとショッキングだった。また、ラストの本人映像、そして最終的に観客にデモ活動への参加を反強制するところまで演劇ってこんなこともできるんだ!という新体験がてんこ盛りの作品だった。
ミュージカル映画「Wicked」
ロンドンで視聴。
イン・ザ・ハイツの映画版も大好きなのだが、とにかくジョン・M・チュウ監督は最高すぎた。
原作の取り入れ方、各キャラや背景の掘り下げ、そもそもの解釈、新規挿入エピソードと演出が適切で、ミュージカルの映画化の1つの正解を見せてもらっているようだった。
以上5本だ!
見ている数が少ないので、有名作品を追っかけるので精一杯で、正直どれもこれもハズレがなく選ぶのが大変だった。
特に、ナショナル・シアター・ライブとNT at Home 作品は他も甲乙つけ難くて、「ナイ ~国民保健サービスの父~」「ディア・イングランド」「ワーニャおじさん」「ザ・モーティヴ&ザ・キュー」(以上、ナショナル・シアター・ライブ)、「Much Ado About Nothing(から騒ぎ)」「A Taste of Honey」「Hedda Gabler」「The Effect」(以上、NT at Home)も今年の5本の有力候補だった(絞りきれないの極み。
NT at Home で色々観られた年だったので、おうちNTの会(有志の会またの名をオンラインサイゼリア)の皆様方には本当に感謝しかない。
2025年は忙しいのが確定しているが、それでも少しでも実りある観劇生活を送れるといいな。
2024年に観た作品
映画やドラマ、脚本を含み、本やマンガはほぼ含まないざっくりリストです。
<1月>
1/4 ITALIVE「KING OF WAR」
1/8 映画「千と千尋の神隠し」
1/9 「FUN HOME: 10th Anniversary Reunion」
1/15 映画「ムーラン」
1/18 NT at Home「Much Ado About Nothing(から騒ぎ)」
1/23 20歳の国「長い正月」(配信)
1/24 METライブビューイング《X: The Life and Times of Malcolm X》
1/28 ミュージカル「NOW LOADING」
<2月>
2/10 映画「アナと雪の女王」
2/11 LE SSERAFIMの動画あれこれ
2/14 NT at Home「HEX」
2/17 映画「Color People」
2/23 NT at Home「Grenfell」
<3月>
3/1 脚本「The Ocean at the End of the Lane」
3/12 NT at Home「The Corn is Green」
3/22 ナショナル・シアター・ライブ「ディア・イングランド」
3/28 映画「ベネチアの亡霊」(ブラナーのポワロ)
3/29 映画「Dune 砂の惑星 Part1」
3/29 NT at Home「Oliver Twist」
<4月>
4/6 Disney+ 「スターウォーズ:アソーカ シーズン1」
4/10 Disney+ 「キャシアン・アンドー シーズン1」
4/15 シネマ歌舞伎「刀剣歌舞伎」
4/29 NT at Home「Dixon and Daughters」
<5月>
5/18 日光江戸村の忍者ショー、お白洲の御沙汰
5/27 映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」
5/28 ナショナル・シアター・ライブ「ワーニャおじさん」
<6月>
6/1 映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
6/2 Netflix「ブリジャートン家 シーズン3」
6/3 Netflix「City Hunter」
6/8 映画「違国日記」
6/14 NT at Home「Oliver Twist」
6/17 WOWOW「トニー賞授賞式」
6/18 NT at Home「The Little Big Things」
6/24 映画「i Robot」
6/27 脚本「A Number」
<7月>
7/2~ Caryl Churchill脚本勉強会への参加
7/10 ナショナル・シアター・ライブ「ザ・モーティヴ&ザ・キュー」
7/12 脚本「CLOUD 9」
7/16 映画「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」
7/19 NT at Home「The Effect」
<8月>
8/6 NT at Home「The House of Bernard Alba」
8/13 映画「ブルー・ピリオド」
☆8/14 ロンドンへ行くのを決めた日
8/26 脚本「偽善者日記」
8/29 CLAMP展
8/30 ナショナル・シアター・ライブ「ナイ ~国民保健サービスの父~」
<9月>
9/3 NT at Home「The Boy with Two Hearts」
9/5 NT at Home「Hedda Gabler」
9/9 呪術廻戦一気読み
9/11 NT at Home「Ķīn」
9/15 世田谷パブリックシアター「『A Number―数』『What If If Only―もしも もしせめて』 」
9/29 ナショナル・シアター・ライブ「プライマ・フェイシィ」
<10月>
10/13 配信 宝塚雪組「ベルサイユのばら」
<11月>
11/15 NT at Home「A Taste of Honey」
<12月>
12/7 NT at Home「Trouble in Mind」
12/12 脚本「The Invention of Love」
12/14 映画「Producers」
12/26 映画「Mean Girls」
12/26 映画「ゴールデンカムイ」
☆in London
12/27「The Invention of Love」
12/27 「Ballet Shoes」
12/28 Royal Ballet「Cinderella」
12/28 「The Lehman Trilogy」
12/29 「THE PRODUCERS」
12/30 映画「Wicked」
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