2023年ベスト5と今年観た作品リスト

happy

どもどもケイです。今年も残り少ないので、振り返りたい。

今年は(も?)ライフイベントが重なり、中々現地へ行けなかった。
また、年末に少し時間に余裕ができたので、最後駆け込みで色々見た。

過去verはこちら。
▷2022年ベスト5と今年観た作品リスト
▷2021-22年末年始に見た作品35本

2023ベスト5

以下ルールで今年のベスト5作品を選んでみる。

選んだルール
・ざっくり「今年自分に響いたなぁ・・・」と思った作品
・順不同
・上映・上演タイミングではなく、自分が鑑賞したタイミング
・ナショナル・シアター・ライブ「ベスト・オブ・エネミーズ」は昨年選んだ事もあり除外。

METライブビューイング「魔笛」
ナクソス島のアリアドネに引き続き、METライブビューイングの翻訳者である庭山由佳さん、そしてに演出家の佐藤美晴さんにお話を聞く機会を得た思い入れのある作品。
ワークショップ方式を積み重ねて制作されたシーン、そして効果音や映像のライブ演出など自分の中のオペラが広がった作品。
▽ぜひ見ていただきたい!スペース内容のアーカイブはこちら!
METライブビューイング翻訳者が聞く!サイモン・マクバーニー《魔笛》ができるまで!

鈴木優人プロデュース/BCJオペラシリーズ Vol.3ヘンデル 歌劇《ジュリオ・チェーザレ》
ジュリアス・シーザーとクレオパトラを取り巻く王位簒奪や愛と死の物語だった。ヘンデルのバロックオペラにて超絶技巧の歌がボンボン登場し、またジュリアス・シーザー、クレオパトラの弟のトロメーオ、クレオパトラのお付きの二レーノの3役がカウンターテナーによって演じられており貴重な機会になった。

セミ・ステージ形式にて、シンプルな舞台セットだったのだがその分キャストに近くて、歌唱パワーをダイレクトに味わえる。(味わえるというか、こちらが息切れしそうになるくらい圧倒的だった。)

徹底してコンサートではなく1つの作品として描かれていることと、クレオパトラとニレーノのコメディパートなどで万年初心者の自分にも分かりやすい演出だったので、最後まで夢中になってあっという間に終わってしまった。

METライブビューイング《めぐりあう時間たち》
女性、そしてセクシャル・マイノリティを描いた作品。内容に加えて、女性を舞台装置ではなく、1人の人として尊重して主人公で描いたオペラ作品に出会えるんだ!というメタ部分の感動もあった。
▷《めぐりあう時間たち》の詳細感想はこちら

NT at Home「Faith, Hope & Charity」
ロンドンのナショナル・シアターが提供するNT at Homeにて視聴することができる。同アーカイブの「LOVE」の続編(話は続いていないので、単独でも理解可能)。
無料食堂を舞台に、そこに集う各人物が直面する困難とそこからの希望を描いた作品。
移民や保護者の資格を剥奪された女性、孤独老人など、いわゆる支援が必要とされる人々を描いた作品なのだが、リアリティのあるセットと演者によって、外から眺めるのを許してもらえないような身のつまされ方をする。

久しく幽霊会員だったが、あまりに最高すぎてやっぱりNT at Homeから離脱できない!!となった記念作品(個人的すぎる。


NT at Home「Mosquitoes」

ロンドンのナショナル・シアターが提供するNT at Homeの作品からもう1本。
科学者のアリスと、妹のジュリーを軸に、女の、そして母の、人生と、化学的な世界の関係を描いた作品。

やっぱり出産、母と娘の関係、女の分断と連帯は響きすぎるテーマで賞だよ!(やっぱりも何も。

ルーシー・カークウッド脚本、ルーファス・ノリス演出。
昨年のザ・ウェルキンに引き続いてなので、ルーシー・カークウッド作品はこれからもできる限り追っていきたい。
▷「Mosquitoes」の詳細感想はこちら!

2023年に観た作品

リンクがある作品は感想に飛べます。

1/8 新国立劇場「レオポルトシュタット」
1/9 シアターオーブ「ニューイヤーコンサート」
1/15 映画「キャバレー」
1/20 劇場版 呪術廻戦 0
1/22 NT at Home「War Horse」
2/5 ケヴィン・プッツ 《めぐりあう時間たち》
2/12 ナショナル・シアター・ライブ「かもめ」
2/13 脚本「ライカムで待っとく」
2/18 英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「ダイヤモンド・セレブレーション」
3/19 パラドックス定数「四兄弟」
3/21 ミュージカル「太平洋序曲」
4/24 Netflix「バーベキュー最強決戦」
4/29 ミュージカル「マチルダ」
5/6 NT at Home「エンジェルス・イン・アメリカ」
5/29 ナショナル・シアター・ライブ「ライフ・オブ・パイ」
6/8 イキウメ「人魂を届けに」
6/10 映画「リトル・マーメイド」
6/12 WOWOW「トニー賞授賞式」
6/17 英国ロイヤル・オペラ・ハウス 「シンデレラ」
6/24 英国ロイヤル・バレエ団「ロイヤル・セレブレーション」
7/16 METライブビューイング《魔笛》
8/27 METライブビューイング「ドン・ジョバンニ」
9/12 ナショナル・シアター・ライブ「ベスト・オブ・エネミーズ」
9/16 METライブビューイング《めぐりあう時間たち》(再)
9/28 新国デジタルシアター「骨と十字架」
9/29 NT at Home「Faith, Hope & Charity」
10/3 映画「天気の子」
10/5 鈴木優人プロデュース/BCJオペラシリーズ Vol.3ヘンデル 歌劇《ジュリオ・チェーザレ》
10/9 映画「劇場版 呪術廻戦0」
10/25 映画「めぐりあう時間たち」
11月中下旬 LE SSERAFIM色々@YouTube
11/22 「GREAT RACE 目指せ!大荒野の冒険王 アメリカ ロッキー760km」@NHK BS
11/29-12/1 ドラマ「力の指輪 シーズン1」全8話
11/29-アニメ「葬送のフリーレン」
12/4-8ドラマ「Good Omens シーズン2」
12/9 「RKB 最強の85才」
12/18 映像 ヌレエフ版「シンデレラ」パリ・オペラ座バレエ団
12/20 映像 ヌレエフ版「白鳥の湖」パリ・オペラ座バレエ団
12/23 映画「サウンド・オブ・ミュージック」(再)
12/26 NT at Home「Mosquitoes」
12/27 映画「魔法にかけられて2」@ディズニープラス
12/28 映画「イントゥ・ザ・ウッズ」@ディズニープラス(再)
12/30 ナショナル・シアター・ライブ「スカイライト」予定
12/30 脚本「THE BRAUTY QUEEN OF LEENANE(小川絵梨子訳)」予定
その他の鑑賞
8/5 「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」
すごくコンセプトが面白い展示で、抽象画に対する苦手意識を薄めることができた。

見逃しなど(備忘メモ)
ナショナル・シアター・ライブ「るつぼ」
ナショナル・シアター・ライブ「オセロー」
METライブビューイング《チャンピオン》
METライブビューイング《デッドマン・ウォーキング》
世田谷パブリックシアター「無駄な抵抗」
文学座 9月アトリエの会「アナトミー・オブ・ア・スーサイド -死と生をめぐる重奏曲-」
ブロードウェイミュージカル「ONCE(ワンス) ダブリンの街角で」イン コンサート
松竹ブロードウェイシネマ「ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at Emerson’s Bar & Grill」
ミュージカル「バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊」
ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」
ミュージカル「ムーラン・ルージュ」
ミュージカル「トッツィー」

気になっていた作品をちょろっと思い出しても、こんなにある。
また、Broadwayの「Merrily We Roll Along」「Into the Woods」など海外含めるともっとありそう。

終わりに

振り返ると年末最後の駆け込みで色々見られて良かった。感想も12月に水増し投稿したので、少し残すことができた。

視聴傾向としては、観たい作品を全部観られない傾向が強まった。

家族が増えた事もあり可処分所得も可処分時間も大幅に減り、生の舞台にほぼ行けなくなり、配信も選んで観る状況になってしまった。

この感じは引き続き続くので、観劇1人エコシステム(作品を観る→ 感想を残す→ 心が健康になる→ 体が健康になる or 金を稼ぐ or 人生頑張る→ より楽しく作品を観る〜)をできるだけ強固に!構築していくのが来年の目標だ。

やっぱり作品を見ていると魂が潤うのだよな。
今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

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