どもども、ケイです。ニューヨークの観劇記録も、やっとこせ最後まで来た(1年越し。
2014年5月に行った時に念願のブック・オブ・モルモンデビューを果たしたので、今回で2度目の観劇になった。見てとにかく思うのは、ブック・オブ・モルモンを定期的に摂取していれば人生を幸せに生きられるのではないかということだった。
▽2017年ニューヨークの旅のまとめはこちら
筆者も同行者のためにあらすじを作ったのでよければご覧下さい。
▽予習編(見所・用語)
気合いを入れたナンバーの見どころ編。
▽各ナンバーの見所
初見の時の感想ダイジェスト
The Book of Mormon Script Book: The Complete Book and Lyrics of the Broadway Musical
台本を読んでのぞんだ観劇だった。小ネタが満載なので、台本を読んでいるとより楽しめる。
不謹慎だけども、下ネタ満載だけれども、出演者ハイレベルで曲も演出も王道のミュージカルだった。
・台本予習時点ですでに吹き出す箇所多数
・全部のダンスの振り付けが絶妙にダサい(好き)
・ウィキッド、ライオンキング、スタートレック、スターウォーズ、指輪物語など予想以上に隠す気の無いパロディたち
・オーバーリアクションで光る(物理)神たち
・前編も後編も朗々と歌い上げられる下ネタで終了
・神へのこれでもかという冒涜感でテロを心配する
・てか、差別的な部分も含めて引くほど不謹慎
色々、圧倒的なダンス
全体的に絶妙にダサいダンスが最高なのだが、振付家はケイシー・ニコロー(Casey Nicholaw)だ。トレイ・パーカーと一緒に演出も兼ねている。
演出・振付だと、同じくコメディの2015年Something Rotten!、記憶に新しい2018年のMeanGirls、そして2014年Aladdinもこのお方の作品!
大御所だった!四角四面の宣教師たちが踊るダンスたちはほんと中毒性があると思う。
前半ラスト曲Man Up
特に、1幕最後のManUpの演出は鳥肌が止まらなかった。登場人物がそれぞれのテーマを歌い上げながら、最後ステージが動いてカニンガムが前面に出てくるシーン。最高\(^o^)/
今まで見たミュージカルの中でも、トップに入るくらい好きなシーンだ。TwoByTwoなどシーンをあげればキリがない。YouTubeに相当数動画が落ちているので、検索し始めると止まらないのだ。
今回の感想
ちょうどウェストエンドから凱旋したロングランペアが、ブロードウェイ再登板していた!ありがとう!
Only 8 shows left to see these two on Broadway! If you go to all 8, that's 24 hours of BOM, and honestly, I can't think of a better way to spend an entire day. pic.twitter.com/fIEmqMm9JL
— THE BOOK OF MORMON (@BookofMormon) February 12, 2018
特にNicは、NHK放映時代のトニー賞授賞式でのHalloのパフォーマンスを見てとても思い入れのある役者さんなので嬉しかった。6年半お疲れ様でした!
After 6.5 years with @bookofmormon, it’s finally time to hang up my shirt and tie. This show has truly been #somethingincredible, but my mission will be coming to an end on February 18. I hope to see you all in the next three weeks, where I will no doubt be a blubbery mess. pic.twitter.com/JJFTcq7r1d
— Nic Rouleau (@nicrouleau) January 30, 2018
不謹慎の中の希望
なんというか、涙もろくなったなぁというのが今回の感想だった。なぜか何度も泣いてしまうin不謹慎ミュージカル。
特に、最後のプライスが「君は行くあての無い人たちに、夢を与えたんだ。今まで救うことができなかった人たちを幸せにしたんだよ。」と歌うシーン。良くなる見込みが無い日々の中で、救いを何に求めるのか?
自分自身の舞台に向かう心を言い当てられたような気がして、ホロリと来たのだった。しかもプライスは、それがオーランド(のディズニーランド)みたいで僕も感動していたと言っていた(観客席爆笑。ウンウン、わかりみが深い。
日本人として思うこと
有色人種として、このミュージカルは白人が作り白人が消費するための作品なんだなぁと改めて複雑な思いを抱いたのだった。最後にウガンダの人々の方が、宗教の概念を理解しているという描写は出てくるものの・・・それはこの作品に限らずではあるけど。
オペラがの蝶々さんがあまり好きでないので、日本が舞台だったらこんなに楽しめないだろうなぁと思ったのだった。
とはいえ、今日もTwoByTwoを景気付けに見て出かけるのだけど。
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