今日の13時までだった6.9ドル限定配信にギリギリ滑り込み!
2017年トニー賞振付賞受賞のバンドスイング作品だ。第二次世界大戦の退役軍人がバンドを組んでニューヨークの大会出場を果たすストーリー。リチャード・オベレイカーが脚本・作曲・演出だ。
2017年はディア・エヴァン・ハンセンやカム・フロム・アウェイなどと争っていたのよね。ちょうどBWに行った日にクローズして、次の日には会場を片付けていたのがとても印象に残っている。
パフォーマンス120%!!
歌に次ぐ歌ということで、ドラマはインスタント寄りというか観客の想像力で補ってくれ系だけど、とにかくパフォーマンスを楽しむ作品だった。
特に主要キャスト全員、ピアノ、サックス、ドラム、コントラバス、トランペット、小さいギター、、、と楽器を演出しており、ダンスと歌プラス1というブロードウェイのキャスト層の厚みが楽しめた。
ジャズダンスもかっこいいのよねぇ、、、
トニー賞のパフォーマンスでもあった「Nobady」も各楽器にスポットが当たっていたり、制作側のバンドに対する愛を感じた。
ヴィジュアルも歌声もパンチのある主役たち
ドニー役のCorey Cottとジュリア役のLaura Osnesが、とにかく眼福&耳福で・・・素敵すぎて終始楽しかった。
ジュリアの詩をドニーが曲にしちゃうところも良かったし、二人がチューしかけて歌う「This is Life」最高だったぜ・・・
映画だったら、ミュージカルだったら、キスしてロマンスだけどこれは現実だからね。と。引用でいろいろな作品が出てくるので、ショービジネスのファンだったらキュンとしちゃうシーンかと思った。
This is Life (Reprise)
このまま両片思いだったら最高だなっとホクホクしていた5分後に2人はチューをかますわけですが。
‘Cause this is life
With the craziness of
The reality of
The necessity of
Being madly in love with you
夫の死を招いた友人を許しちゃうのも、2人が葛藤を乗り越えるのもカップラーメンもびっくりの早さなのであるが、でも曲がいいから許しちゃうのよねぇ(ドラマがあれでもパフォーマンスや歌が良いと100点満点中400点になっちゃう問題。
このThis is Life (Reprise)すごく良かった。なんか、こう、すごく、ツボった(語彙力。
Welcom Home(Finale)
からのウェルカムホーム。各人の実話を歌うんだけど、このメンバーの万感こもった演奏がウルッと来た。
あと、眉顰めながら涙目になりながら演奏する姿セクシーすぎる問題。自分のありったけの気持ちを楽器で表現している姿がクッソ萌えたので、これは新たなる扉だなと思った(何の話。
ドラマ展開が早いので、失敗するとチープになるシーンだと思うのだが、みんな苦しい今までの人生を受け入れてこの舞台に立っているのだなぁと思わせてくれているから役者の力量ってほんとすごいなと思う。
ブロードウェイの役者さんはこれを週8回演じるのだよなと改めて嘆息。
舞台上でのバンド演奏、そして作品の盛り上がりに音楽がある作りの妙を感じつつ、生で見られたら絶対楽しい作品だっただろうな。
この辺で!