週刊少年ジャンプ展に行ってきた話

どもどもケイです。今日は4時間で4本の記事更新を目指しています。

3本目は週刊少年ジャンプ展に行ってきた話です。筆者は講談社の「なかよし」から集英社「リボン」を経ずに「週刊少年ジャンプ」に移行したクチです。以来●年間、いまだにジャンプコミックスを買っているとは、少年少女時代は予想していなかったなぁ。

きっとこのままジャンプコミックスを賈うおばあちゃんになっていくんだと思います。

週刊少年ジャンプ展

六本木ヒルズの森アーツギャラリーにて、ジャンプ発刊50周年を記念したジャンプ展の第三弾。2000年代以降の作品が中心だ。


ジャンプ展と言いつつ、ほぼジャンプ作家別の生原稿展。展示はシンプルに原稿に絞って、その代わり間近に近づける、撮影自由!と大変太っ腹な企画だ。

神業のような手書き作業

アニメのリアタイ世代には懐かしいヒカルの碁のカラーイラストもあったのだけど、

近くに寄って見てみると・・・ん?

藤原佐為の袴の模様が手書き!!小畑師匠の画力に圧倒される!!・・・みたいなのがたくさんありました。

ワンピースの尾田栄一郎も、みんな今だに手書きなんだなぁという驚き。そして、手書きの原稿を見ていると、こんな映画みたいなダイナミックな構図やアクションを頭の中と(モデルの写真)だけで描いているんだという感動に包まれたのだった。

ウェブやツイッター漫画の出版がどんどん主流になりつつあるけど、やはり週刊連載で絵と話のクオリティを保つジャンプの凄まじさを目の当たりにしたのだった。
ただ、昨日のナショナル・シアター・ライブのシンポジウムでも思ったが、こんなに素晴らしくてこんなに凄まじいものでも商業的に成功しなければ残すことができないのだ。最近は考えれば考えるほど、補助金しかないんじゃない…?という思いに駆られている

溢れ出るノスタルジー

各作品を見ていると、その作品にハマっていた思い出がよみがえるんですな。ハンター×ハンターのイラスト入り名刺カードを命の次に大事にしていた黒歴史も蘇る。作品の出会いは一期一会だし、当時の自分の日々込みでの思い入れなのだなぁと思わずにはいられなかった。





写真に撮影してしまうと、紙面と一緒になってしまうな・・・。セリフのところに文字の紙が貼ってあったり、コピックの微妙な色ムラが見えたり、ホワイトの修正後やトーンの繊細な処理を味わったり。各作家からのオリジナルイラストの寄稿もあり、楽しめる空間になっていた。45分想定の展示なのに、途中とばし気味にしても1時間15分ほど滞在したのだった。

感動半分、過去の自分のお墓参り半分のような複雑な満たされた気持ちで会場を後にしたのだった。