【ロンドン3】ロンドン旅行記後編(1/2~1/5)

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ロンドン旅行記後編を引き続きお送りする。

▶︎ロンドン旅行記前編(概要・費用・12/27~12/28)はこちら
▶︎ロンドン旅行記中編はこちら(12/29~1/1)

スケジュールまとめ

疲れが見え始めたスケジュール後半戦。観劇マチソワや連日のアフタ・ヌーンティーなど、やりたいことをとにかく駆け抜けた2日半だった。

7日目(1/2木)

午前 ウェストミンスター寺院
11:30- The Ritz のパームコートでのアフタヌーンティー
14:30- Dear Evan Hansen
19:30- Royal Ballet Coppelia

ウェストミンスター寺院
前半で入り切らなかったウェストミンスター寺院へ行った。予約しないと長蛇の列&すごい人なので、チケット事前購入&朝1番での観光が必須である。
壮麗な建築、歴史で習う人物のお墓がごろごろあって歴史の重なり具合にびっくり。
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今なお戴冠式で利用されている建物が惜しげもなく公開されていて、イギリス王室太っ腹だなと思った。

ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリー
筆者が最萌したのは、教会3階部分に2012年にオープンしたダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリー。マグナ・カルタや衣装など貴重な資料が展示されている。

が、1番ぐっときたのは建物3階部分の回廊に入れることだった。下から見ている時にさ、入りたいなぁあそこ…と思っていたのだよ。ゲースロとかでも、大体大広間の脇の廊下でさ、陰謀が働くではないか。
趣味がファンタジー妄想なので、高まる胸を抑えつつ、階下を見下ろして妄想に励んだのだった。

The Ritz のアフタヌーンティー
憧れのパームコートのアフタヌーンティーへ行ってきた。
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このためだけに、一張羅のスカートとパンプスを持ってきたのだ!!
男性はジャケット着用必須のフォーマル・ドレスコードがあるので非常にノーブルで華やか雰囲気。どんなに着飾っても着飾りすぎにはならないので、もっと結婚式に着用するパールのアクセサリーを持ってくれば良かったとちょっぴり悔やんだ。
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豪華なホールは、まさにお城のアフターヌーンティー。お姫様になろうと奮闘する⚫︎歳にとっては、夢のようなひと時だった。
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調度品もキュートで素敵だし、シルバーの食器も豪奢だし、妄想していた貴族になれるような、そんな感じで最の高だった。
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途中カートで、オレンジパウンドケーキとブラウニーを提供してくれる。このブラウニーが絶品だった。人生の中で1番美味しいチョコケーキだった。
カカオの香りがふわーを鼻に広がって、ナッツとチョコを砕いたものとチョコ生クリームがサックリブラウニーと相まって、目が飛び出るほど美味しかった。

ミュージカル「Dear Evan Hansen」
2017年にブロードウェイでトニー賞を最多部門受賞したミュージカルがウェストエンドへも上陸。もう1度見ることは叶わないかもしれないと思っていたので、客席に座ってSNSが更新されている画面の演出を見て、大層感慨深かった。
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やっぱり大好きな作品だし、最後まで泣き通しだった。
関係ないが、ウェストエンドの劇場の床はどこもびっくりするぐらい傾斜がついていた。役者さん酔わないのかな?と心配になるくらい。見やすい。

▶︎ブロードウェイ観劇時の感想はこちら

Royal Ballet Coppelia
憧れのコヴェントガーデンへついに!ロイヤル・オペラ・ハウスデビューを果たした。
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劇場自体はさほど大きくないのだが、趣のある雰囲気が圧巻。ここ数年の夢が叶ったので、序曲の段階で涙目に。
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スワニルダ役に日本人プリンシパル高田茜さんが登場する回だった。推しメンのチェ・ユフィちゃんも出ており、ほくほく。
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生のロイヤルは、躍動感が凄かった。今まで映画館で想像していたイメージと、ちょっと違った。可愛いスワニルダとお友達をひたすら愛でる作品。

▶︎ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズンの感想たちはこちら

8日目(1/3金)

10:00- V &A Museum
13:00- V &Aのアフタヌーンティー
19:30 Cyrano de Bergerac

最終日はヴィクトリア&アルバートミュージアムにじっくり時間を取った1日だった。
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萌え語りのガイドツアー
入り口のガイドの方にオフィシャルガイドツアーをオススメされたので、10:30からのintroduceに参加してみた。ちなみにスケジュールは入り口ホールに掲載されている。
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ツアーをしてくれたのは、70歳くらいにしてシルバーアクセをじゃらじゃらつけたオシャレおばあちゃん。説明してくれた作品は6点ぐらい超もろピンポイントで所要時間約1時間。なんでや。
全然introduceになってないツアーだったのだが、熱い語りに感動した。
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1番印象的だったのは、磁器の話だった。
コバルトが中国に輸入され、ブルーの磁器として生まれ変わってシルクロードを通って世界中に輸出された。世界中がこの美して価値のあるブルーに憧れて、作成を試みた。その後、アジア、中東、ドイツでもブルーの磁器が出てくる。
「どう作るのか?何を材料に作るのかも、全然分かってなかった。でも憧れて、世界中が作ろうとしたのよ」と涙目で語っていて、私もじーんとした。器の美しさに魅せられて文化が伝播した過程をいかに尊いと思っているのか、彼女の語り口から伝わってきたからだ。尊いと涙目になるよね。うんうん。
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折しも、台北の故宮博物院で、乾隆帝時代の製作側目線の解説を聞いたばかりだったので、余計に胸に響いた。

▶︎故宮博物院で景徳鎮に惚れ惚れした話はこちら

東洋史も魅力的
ガイドの方は東アジア史を詳しく解説してくれたが、ふと気がついたのだが、恐らく私の方が東アジア史も、磁器の伝播過程も詳しい。もちろん地元の文化だからなのだが、何というか、西洋の文化や言葉が分からない気遅れのようなものって、余計なのかもなと思った。
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地元にも敬愛できる文化があるのだから、自国や自国の周囲の文化や歴史を説明できて、世界史を学んでいけば、それで十分というか。
加えて、例えば磁器や中国などの自分自身が詳しくなれそうな内容って、世界と戦う上での武器になるのでは?とふと思ったのだ(いや、世界とは別に戦わないけど…。
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東洋史と文化史をちゃんと学ばねばな、と思ったのを長々説明しました。

ジュエリー展示
ジュエリー展示はやっぱり胸踊るよね。
ゴロゴロと大粒のエメラルド。

ドレスの胸元につける飾り。

1番好きな感じだった、エメラルドのチョーカー。

ダイヤのチョーカーは、まばゆいばかり。うっとり。

おフランスのものが、華やかなのはさすがでございました。
中々写真では伝わりづらいのだが、全てがキラキラと輝いていて、夢のような空間だった(ベンチで何人もの男性たちが暇そうにしていた。

モリス・ルームでのアフタヌーンティー
同博物館内にある、毎週金曜日の午後限定のヴィクトリア・アフタヌーンティーでお昼ご飯を食べた。
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メールの予約が必須だが、予約のレスポンスは非常に早かったし、直前でも予約できた。
ヴィクトリア朝時代のレシピを再現したアフタヌーンティー。メニューには年代と材料が書いてあって、見比べながら食べると楽しい。
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茶器がベーリングの物で統一されていた。モリスルームの色に合わせて深緑のアジア模様で美しい。調べたら、市販では展開していない色…?
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モリス・ルーム自体は、日本人の黒い目にはやや暗めだったが、行き届いた装飾がとても落ち着く雰囲気だった。この旅行の全4回のアフタヌーンティーの中で、1番落ち着いて安らげる感じだった。

ジェームズ・マカヴォイ出演!「シラノ・ド・ベルジュラック」
ツイッターで舞台通の方に教えていただいた、演劇「シラノ・ド・ベルジュラック」をロンドンの締めくくりに観劇!見所はX-MENエグゼビア役やタムナスさんで有名なジェームズ・マカヴォイが演じる主演のシラノ。
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全観客がマカヴォイに抱かれた舞台だった・・・(遠い目。ロクサーヌを見つめる眼差しに溢れる愛おしさが、彼女を危険から守る動作が・・・これは惚れる!惚れるでー!!
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言葉を大事にした演出で、戦場シーンなどすべて密やかな語りだけ。セクスィーな語りが染み入ったのであった。初めて観たシラノだったのだが、初にして超ハイレベルのシラノを見てしまったのでは・・・?
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念願のロンドン劇場アイスも食べた。

ステージドアで生カヴォイ!
帰り際、ステージドアに長蛇の列。これは・・・なんと終演ほやほやのマカヴォイ登場!生のマカヴォイ、生カヴォイが登場(言いたいだけ。ツーショットか、サインかどちらかだけ!というアナウンスが理解できておらず、サイン後に写真を撮ってもらえずちょっぴりしょんぼりしながらも、しかし貴重な体験だったなぁとほくほくと帰ったのであった!

スター役者でも気軽にサインしてくれるウェストエンド最高だぜっ!

9・10日目(1/4土〜1/5日)

1/4 10:50 ロンドンヒースロー空港発(JAL JL7082便)
1/5 7:35 羽田空港着
帰りはブリテッシュエアウェイズのターミナル5から出発。ハロッズやフォートナムメイソンなど、このターミナル5はイギリスの有名どころを全部持ってきたような見どころ満載のターミナルだった。

空港でフォートナム・アンド・メイソン
ダメ押しにフォートナム・アンド・メイソンの朝ごはんを食べた。
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バー形式だったが、茶器も可愛く、ご飯も美味しく流石の仕上がり。値段も流石の値段。でも帰るまでが遠足だからね。
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おつかれさまでした! あんなに楽しみにしていたロンドン旅行もあっという間だった。
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ジェントルなお国柄なのか、ロンドンの方々は非常に親切だった。拙い英語でも傾聴の姿勢で接してくれたのにとてもビックリ。
駅のスタッフや建物ガードマンなど、とにかく時間を取って対応してくれるし、案内が正確(大事。
礼儀正しく几帳面な人々の環境は、観光客にとってはとてもありがたかった。

地下鉄とバスも頻繁に来て、Google Mapsがあれば交通も無敵だし、街も静かで綺麗でロンドンは本当に快適だった。
また行こうという決意を旨に、日程まとめを終わりたい。

▶︎クリスマス装飾や可愛いかったインテリアの話など、旅行記こぼれ話はこちら

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