英国ロイヤル・バレエ団「ロイヤル・セレブレーション」@東京文化会館

royalopera

どもどもケイです。2023年末までに今年見た作品の感想メモをアップロードしようキャンペーン(別名、大事なのは質より量だと自分を鼓舞するキャンペーン)として、「ロイヤル・セレブレーション」の感想を残しておきたい。
※投稿は2023年12月ですが、記事の日時は公開当時のもので投稿しています。

概ねの感想は「ダイヤモンド・セレブレーション」に書いたので、実際に劇場で目にしてどうだったのか?という部分を中心に残しておきたい。

今後ロンドンへ行ける目処が全く立たないので、ロイヤルバレエの来日公演についに手を出してしまった。
上の方の席だけど、ライブビューイングに比べるとチケ代がすごいんだよ〜涙。でもロンドン行くこと思えば、ガラ公演だとプリンシパルたちを見ることができるわけだし・・・
でも私はガラ公演じゃなくてフルの演目が好きなんだ。でもでも。

とモダモダしながらも、一張羅のワンピースを着て東京文化会館へ。優雅にランチしている方々を横目に、その辺でサンドイッチをパクついて。

客席にケヴィン・オヘアが!

客席のセンターが空いていたので、誰か関係者来るかなー?とオペラグラスを構えていたところ、開演直前に入ってくる姿を無事キャッチ。

芸術監督のケヴィン・オヘア!元プリンシパル現コーチのエドワード・ワトソン!オルガ・エヴレイノフコーチ!

映画館やYouTubeで目にしている姿の登場に開演前から目がハート。
テンションがぶち上がってしまい、同行者にはそんな?!と若干引かれました。来日公演に行ったことがないので、これが通常仕様なのか、それとも「ダイヤモンド・セレブレーション」初日、プリンシパルキャストだからなのかは不明だった。

スターは群舞を背負って踊る

今回、映画館と一番印象が異なっていたのが、最終演目の「ダイヤモンド」だった。

映画館だと、引きで見続けることがないため改めて、群舞って舞台上にずっといて踊っているのだなぁということを実感した。

映画館だと、ネラやリース・クラークにカメラが寄っている時も、後ろでは踊っているコールドの方々がいるわけで・・・

その中で、そして大きな会場の観客の注目を一身に集めながら、踊りを披露しているのがどれ程のプレッシャーか。

緻密に作り上げられたケーキに、最後のデコレーションパフォーマンスを披露するような。全てが台無しにも、喝采を浴びることにも倒せるその運命を握るような。
プリンシパルたちは舞台を背負っているのだなぁ、バレエって恐ろしいなぁとしみじみしたのだった。

ラストは圧巻で、泣きそうになりながら拍手をした。

予習が役立った!

初めての海外バレエ団の公演だったが、英国ロイヤル・パレス・シネマシーズンで事前予習して本当に良かった。

特に新演目など、ぶっつけ本番だったら全体とオペラグラスの切り替えタイミングや、各キャストがどこにいるか?などの把握だけでもっと大変だっただろう。
だから人は何回も公演に足を運ぶのだなぁと納得したのだった。

またダンサーに馴染みがない場合はキャスト表も重要で、事前に出演者とその踊りを予習しておくことで「誰が誰だ?」を回避することができるのだなぁと思った。

全体的にドキドキして興奮しているうちに終わってしまい、踊りの細部よりもご本人たちが!目の前に!踊ってらっしゃる!という雑念が大部分を占めていたのだが、それも含めて来日公演ということにしておきたい。