NTの配信を観てからだったので、日英比較を楽しめた。
スター役者を揃えてとても楽しかったが、メッセージ性の強い演出と少し噛み合わなかった感じ。
そして家族ものに対して、箱が大きすぎる感じが否めなかった。
皆家族には見えたけど、崩壊が悲しい感じで、NT版のしっちゃめっちゃか小劇場らしい(ある意味楽しい)ラストに比べるとすごく神秘的な終わり方をしていたと思う。
しかし最速輸入でこのクオリティで、日本語で見られたことに感謝。
以下、観劇メモです。
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・役者が上手い
・どの役者もスリムというか、一流すぎて生活感が無いため、イギリスの片田舎というより東京の話だな
↑衣装も、田舎っぽいのは長女が辛うじて…という感じで、皆着こなしてしまった気がする
・ラスト、セリフ改変?!
「思っている瞬間が良かった〜涙」という長女のセリフが、踊り出す長女→共鳴して踊り出す三女→ついに踊り出す座り込んだ次女→段々暗くなる照明の中、3人が手を繋いで輪になって暗転。
手繋いじゃうの〜?!
やけに神秘的(空に浮かぶ月と地面の光の輪、背景の2つの出入り口)だった装置に納得。
・家族の会話を垣間見るNT版と、不吉な日本版
箱が大きいので垣間見る系には出来なかったか。
三女が冒頭からやたらメランコリーだったのも、最後のよく無いことが起こるを回収するためか。
・全体的に技巧的でない脚本を、伏線に仕立てた演出というか
ダンスのところも、そんなに長女おどったっけ?というのがクライマックスに
・一方で3姉妹の絆をもっと感じたかった不満。
長女と次女が仲良さそうに見えなかった。ちゃんと姉妹には見えるのだけど、夫より次女が大切だったという長女のセリフはそうなの?!
冒頭の用意のシーンとか、3人で踊っているところとか、この3人はこうやって大きくなってきたんだろう、と想像できるような動きなりセリフの言い方なりがあるともっと良かったのでは無いか。
・父がうまい
ターザンの雄叫びのシーンで起きる拍手。娘への手紙や、おばさんとの関係など、思慮深い父であーーーうまいと楽しい。
シニアズが芸達者だったので、後半冒頭の3人のシーンは客席も大盛り上がり
・パーティーのある結婚式に馴染みがないので、このノリをどこまでどうするのか、中々感情移入が出来ない
・NT版は恋愛…?という感じだったので、今回は破滅…
なんだろな。どっちも最後腹落ちしないというか。
・重低音や高音の効果音がしばしば入る
客席に座ってみて空間を埋めるためなんだなとわかる


