一応親かもめなはずなのだけども。他かもめの比較が無いと、中々面白さが難しい舞台だった。
2023年末までに今年見た作品の感想メモをアップロードしようセルフキャンペーンの感想として更新しています。
※投稿は2023年12月ですが、記事の日時は公開当時のもので投稿しています。
極限までのシンプル
主人公たちが出たり入ったり、あれこれしたりを究極に削ることで、作品が描きたいことをハッキリさせた感じかな。
美味しいお米を丁寧に磨いて、職人技で炊き上げたご飯を召し上がれという感じで。
分かる!分かるぞ米の味!!美味!という気持ちと、定食でおかずも食べたかった…という気持ちが混ざり合った食後みたいだった。
このご飯美味しいけど、塩気ないとこれ以上食べられないよ〜みたいな。
見るところがセリフに一極集中してるけど、リーディングじゃなくて全員舞台上にいることに意味がある不思議な味わい。
人数多くても、この人どの人?が無くて顔覚えられない勢には結構ありがたかったな。
演技で場面がわかる絶妙な演出
セリフのテンポだけで湖畔のまったり感が出るのとかさすがだなぁと思った。
無造作衣装のようだったが、アクセサリーやステッチにとても凝った作りだった。
エミリア・クラークはゲースロ見てなかったら、こ、このキャワな方は一体…?となってそう。改めて見て、少女めいたルックス反して声が低めなのね。そのギャップがとても魅力的というか。
すごくもったり喋るので意識が遠のきそうになったが、ニーナはあまり頭が鋭い女性では無いのだなぁ、とうところを表現していたのだと思う。