【リフォーム2】カーテン選びと床の決定〜ウィリアム・モリスへの憧れ〜

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どもどもケイです。リフォームで選んでいる話について、今回はカーテンと床の決定をお届けしたい。

前回の検討を経て、床の色はカーテンと壁紙をセットで決めないと決まらない、というインテリアコーディネートの基本に気がついた筆者。

早速、カーテンを選ぶために、川島織物セルコンとのショールームに行って来たのであった。

▶︎前回:【リフォーム1】フローリングの色を迷っている話
▶︎リフォーム記事まとめはこちら

川島織物セルコン

カーテンを調べていく中で、気になったのが川島織物セルコンのFiloシリーズの「Morris Design Studio」のデザインだった。
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そのため、豊洲にある川島織物セルコンのショールームに足を運んだ。織物というだけあって、カーテンとラグが充実したショールームだった。
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このモリス・デザイン・スタジオは川島織物セルコンがライセンスを獲得して、ウィリアム・モリスのデザインを織物として販売しているものだ。ショールームの入り口にソファとクッションが展示してあったのだが、可愛すぎる〜(T_T)
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川島織物セルコン自体は布の販売なので、実際にカーテンに仕立てる際は内装屋さんや工務店に依頼することになる。ちなみにショールームの定価に恐れ慄いていたのだが、実際の工務店にはかなり割引してもらえた。定価はあって無いようなものらしい。

モダンデザインの父、ウィリアム・モリス

モリスの生涯と作品についてはモリス商会のWEBページがわかりやすい。

ウィリアム・モリス(William Morris、 1834年3月24日 – 1896年10月3日)は、19世紀イギリスの詩人、デザイナー、マルクス主義者。多方面で精力的に活動し、それぞれの分野で大きな業績を挙げた。「モダンデザインの父」と呼ばれる。 (wikipediaより)

アール・ヌーヴォーも同源

アーツ・アンド・クラフツ運動(Arts and Crafts Movement)は、イギリスの詩人、思想家、デザイナーであるウィリアム・モリス(1834年-1896年)が主導したデザイン運動である。美術工芸運動ともいう。1880年代から始まった。
ヴィクトリア朝の時代、産業革命の結果として大量生産による安価な、しかし粗悪な商品があふれていた。モリスはこうした状況を批判して、中世の手仕事に帰り、生活と芸術を統一することを主張した。モリス商会を設立し、装飾された書籍(ケルムスコット・プレス)やインテリア製品(壁紙や家具、ステンドグラス)などを製作した。(wikipediaより)

この産業革命の粗悪品に反発する流れ、プラハ旅行の時に感銘を受けたアール・ヌーヴォーと同じ流れ・・・?と思っていたら、

生活と芸術を一致させようとしたモリスの思想は各国にも大きな刺激を与え、アール・ヌーヴォー、ウィーン分離派、ユーゲント・シュティールなど各国の美術運動にその影響が見られる。(wikipediaより)

と言うことで、アール・ヌーヴォーは、このイギリスヴィクトリア朝時代にモリスが提唱したアーツ・アンド・クラフツ運動の理論を源流にしていたということを学んだのでした。
リフォームを頑張ると、美術史を学ぶことになるんだなぁ。

▶︎【プラハ2】ミュシャとアール・ヌーヴォー

モリス・ルームでの感動

昨年ロンドンへ行った時にヴィクトリア&アルバートミュージアムにて、ウィリアム・モリスがデザインしたティールーム「グリーン・ダイニングルーム」でアフタヌーンティーをする機会があった。
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1867年の作品だが、壁紙・照明・インテリア、そしてベースである深緑に合わせた茶器までのトータルコーディネートにとてもうっとりとしたのだった。
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そのため、せっかくなのでリフォームのインテリアでもモリスを取り入れたいと思ったのだった。

▶︎ロンドンのアフタヌーンティーの話はこちら

マリー・イザベル

豊洲のショールームは様々美しいカーテンがあったが、結局一目惚れしていた「マリー・イザベル」をリビングのカーテンにすることにした。
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ちなみにこのマリー・イザベル、モリスの弟子のジョン・ヘンリー・ダールによる刺繍用のデザイン。他に気になったゴールデンリリー・マイナーと、レスター・アカンサスもこのお方のデザインなので、モリスじゃなくてもはやジョンが好きなのではと言う疑惑(^0^)。
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ショールームの素敵なスタッフの方に、このカーテンに合わせて壁紙をブルーにすることを提案してもらい、一緒に床をホワイトにすることに決めた。
悩みに悩んだ床の色がやっと決まったYO!(^0^)

▶︎川島織物セルコン「マリーイザベル」のページはこちら

いちご泥棒

ウィリアム・モリスといえばいちご泥棒!と言う人気デザイン。傘、着物の帯、がま口、ポーチ、スマホケース・・・などなどプリントも広く流通しているので、およそ「いちご泥棒」で手に入らないものはないだろう。鬼滅の刃のごとしである。
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柄が強いのであまり興味がなかったが、ショールームで見ると中々どうして素敵なデザイン!写真で撮ると、模様が強く出てしまうのだが、実際には上品な雰囲気だったので好きになってしまった。
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と言うことで、諦めきれずに寝室のカーテンにて採用することにした。

サンゲツのショールーム

品川にあるサンゲツのショールーム。カーテンと壁紙の大判の実物がある、大きな図書館のようだった。
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本当だったらこちらも何度も足を運んで壁紙研究をしたかったのだが、コロナの再流行を受けて泣く泣く再訪を諦めた。

見本たっぷりで楽しい空間

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インテリアコーディネーターさんと思われる人たちが何人もいて、熱心にメモを取っていたのが印象的だった。
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実際のコーディネートはどれもうっとりとするものばかり。洗面所のフロアタイルは、この展示されているものから選んだのだった。

ハンプシャー・ガーデンズシリーズ

フレンチカントリーかつシャビーな雰囲気の「ハンプシャー・ガーデンズシリーズ」の一角があり、この内装にドキドキが止まらなかった。
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カーテンベルトについては、この紐が連なったデザインが素敵すぎたのでこれにしようと思っている。
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ちなみに、こういう長いタッセルでカーテンをまとめる場合、留め具を上の方に付けないとバランスが取れないらしい。施工の時に要注意である。

▶︎サンゲツ「ハンプシャー・ガーデンズ」の特集ページはこちら

以上、床とカーテンを決めたので、いよいよ壁紙選びに入っていきます。

▶︎次回:【リフォーム3】壁紙を大変迷った話と、学んだ選び方
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