【プラハ4】「ドン・ジョバンニ」の感想

どもどもケイです。エステート劇場編は長くなったので3つに分けた。中編はドン・ジョバンニの感想をお届けする。

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【プラハ3】感動のプラハエステート劇場

2018.09.29

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【プラハ5】地獄のチケットゲット編

2018.09.30

ドン・ジョバンニ

1787年にフィガロの結婚の成功後のモーツァルトが作曲したオペラ。今回赴いたプラハのエステート劇場で初演され、1788年にはウィーンでも上演された。
放埓の限りを尽くす悪党ドン・ジョバンニのところへ、石像がやって来て地獄へ落とされる話だ(だいぶ端折った。ミュージカル好きだと、オペラ座の怪人の劇中劇「ドン・ファン」のモチーフになっている作品としても馴染みがある。


筆者は、学生時代に新国立劇場のレパートリーである上記の演出でドン・ジョバンニを見たことがある。その時はハッピー・エンドではないので、あまり好きでないなぁという印象だったが、今回は音楽が楽しい作品だなぁと印象が塗り変わった。

英語字幕は舞台上部に


舞台の幕が上がると、上の写真のシャンデリアの間くらいにディスプレイが吊るされていた。そこにチェコ語(多分)と英語の字幕が表示されていて、歌詞を表示する形式になっていた。観光客にも優しい設計だ。

素朴な演出


舞台セットは台だけ、奈落もなく、派手な照明も衣装もない。まさに無し無しづくしのシンプルな演出だった。最後の食事のシーンでドレスがカラフルになったくらい。
だがしかし、会場がエステート劇場である。なんだろな、「モーツァルトが指揮した劇場」と思うだけで、この素朴な演出も非常に尊いのだ。当時はこんな感じだったのかな?と思えてかえって好ましかった。
歌手たちはさすがにすごく行き届いていて、すっきり演出でも音楽で楽しめた。印象的だったのが歌い手が若いことだ。アイドルのような可憐なのドンナ・アンナ、細くて妖艶なドンナ・エルヴィーラ。
重厚で古めかしい雰囲気ではなく、フレッシュな作品になっていたことが印象的だった。

地獄落ちもへたり込むだけ

ドン・ジョバンニのハイライトの一つが、ラスト近くの地獄落ちのシーンだ。映画「アマデウス」では松明を持った黒い影が踊り狂っていたし、舞台「アマデウス」でも奈落を使って劇的に演出していたと思う。新国立劇場でも大きな奈落の中に、ダンサーと一緒に引き摺り込まれていく演出だったはずだ。
今回は・・・ドン・ジョバンニが下手側の舞台のヘリにへたり込んで、そのままズリズリとはけて終了\(^o^)/
それでもああ、地獄へ落ちるんだなと思ったのは音楽が迫力があったからだと思った。

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2018.09.30

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【ウィーン・プラハ1】オペラでたどるウィーンの歌劇場

2018.08.19