どもどもケイです。封印していた食欲が暴走して、この2か月で体脂肪率が5%アップしたケイです。今年も結果にコミットしていきたいと思う。
ウィーン旅行記の2本目はオペラ座の見学ツアーについて、感想を残しておきたい。
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ウィーン国立歌劇場
ドイツ語だと「Wiener Staatsoper(ヴィーナー シュターツオーパー)」。ウィーンの街の入り口に輝かしく建っている。マーラーやカラヤンなどが総監督を務めたこともある1869年建設の歌劇場だ。
▽初演作品でたどるウィーンの劇場(予習編)こちら
日本語ガイドツアー
各国の言語でのガイドツアーが毎日開催されている。時間は劇場左手の壁に掲示されている。日本語は1番下に日本語で掲載されていた。
時間前に左手の通用口から入ったチケットブースでチケット9ユーロを購入した。もちろん時間通りに始まらないのもあり、開始10分前に到着しても余裕だった。
ロビーには各国の人人人・・・みんな階段に座っていたり自由なご様子だった。
さ、階段を登っていよいよ客席に行きますよ!テンション爆上がりだぜ!!
セット設営中の舞台
ガイドやブログを調べていると舞台上に登れる回もあるようなのだが、今回はセット転換中なので外から見るだけであった。
大好きなオペラのセットを設営している中でのツアーとなり、ほくほくしながら流暢なガイドを聞いた。
100本のバトンがあり機械制御している。1トンまでは重い装置も吊るせる。
舞台自体は6つのせりに分かれており、地下にも広い空間がある。
装置転換はをせりを使って地下空間と装置を入れ替えることで、大規模な転換が可能になる。1幕と2幕の間などに実施する。
これか!となった。街中に露出して建っているので、いろいろな姿が楽しめるのだ。
客席
客席はヨーロッパの劇場らしく、2階席以上は全てボックス席になっていた。
立ち見席が562席あるので低価格での観劇が可能。公演の80分前に発売を開始する。2時間前だとほぼ確実に立ち見席券が手が入る。
1階立ち見席6ユーロ、3階立ち見席3ユーロなのでぜひ観に来てねとのことだった。
オーケストラ演奏はウィーンフィルのメンバー130名を演目ごとに2組に分けて行う。
オペラとバレエのみで、ウィーンフィルのコンサートは楽友協会の専用ホールで実施する。
ウィーンオペラ座で、毎年2月に開かれる舞台会についての動画と解説。
噂にたがわず豪華絢爛。
舞台と客席がダンスホールになり、デビュタントや参加者が朝5時まで踊る。
オペラ座のガイドツアーでの一幕。#WienerOpernball #ウィーン pic.twitter.com/aCFXUibM2X
— ケイ (@key_s410) January 4, 2019
こちらはダンスホールができるまでの過程。
客席をすべて取り払って、ステージとひと続きの大広間にする。#WienerOpernball #ウィーン pic.twitter.com/jRNomJbrZm
— ケイ (@key_s410) January 4, 2019
ホワイエのタペストリーが魔笛
休憩中にお酒や社交が楽しめるホワイエ(休憩ロビー)も案内してもらえる。
上記写真の「マーラーの間」は旧事務所、現在のホワイエだ。タペストリーはゴブラン織の魔笛!!夜の女王やパパゲーノ、タミーノなどの登場人物が1枚ごとに丁寧に織り込まれいている。
数メートルもある豪華なタペストリー。モーツァルトというウィーンを代表する音楽家のファンタジー作品「魔笛」を題材!!もうファンタジー&設定スキーとしては、これに興奮を隠しきれないよね。そう来たか〜!!!!もう結婚しよ〜!!!!
この旅行で痛感したのは、いかにウィーンの人々がモーツァルトとモーツァルト作品を観光資源にして愛しているかということだった。偉大な作曲家だったんだなぁ。
TOYOTAもスポンサーだYO!
レクサスのモニュメントが廊下にちらほらと設置されていた。日本語ツアーがあるのも、おそらくこのおかげなのだろうなぁ。同じ日本人として誇らしかった。
1000人のスタッフが常勤で働いている。
半分がアーティストでありウィーンフィル、合唱団などだ。
また、年間でソリストを200名招待している。
100名がバレエダンサー。380名技術スタッフである。
オペラ座ですら採算が取れない
今回1番の衝撃だったのは、ウィーンのオペラ座ですら財政難だということだった。同時期のテレビ番組でも、セットや衣装の費用が足りずに現代演出の頻発して賛否両論を巻き起こしているということを知った。
予算は年間で130億円。
毎日満席でもチケットで賄えるのは予算の半分のみ。
年間スポンサーも含めても足りず、半分は税金を投入して運営している。
ウィーンオペラ座ですら財政難なのであれば、日本のオペラ、バレエ、舞台の行く末は・・・?と大きな宿題を抱えた気がしたのだ。エンターテイメントだけでなく、多様なテーマや社会課題を扱うような重たい作品も観たいが、集客が確約できない作品にはチケット代とは別の資金が必要なのだ。
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