トニー賞の授賞式観たさにWOWOWに加入した2017年5月。案の定、会員費用を払えども閲覧せずの(WOWOWにとって)超有料会員化してしまったので、心を入れ替えて活用してみる。
もしこれで活用できなかったら、やめよう。やめて、毎年6月のトニー賞授賞式の時だけ加入するTimely WOWOWer(タイムリーワウワウワー)になろう。
演劇「嵐が丘」
『舞台「嵐が丘」堀北真希×山本耕史×戸田恵子』
8/22(火)よる8時から再放送!⇒https://t.co/CGLMtsTh58
英語文学の三大悲劇とも評される「嵐が丘」。エミリー・ブロンテの名作を #堀北真希、#山本耕史、#戸田恵子 ら豪華キャスト陣で舞台化。#wowow— WOWOWステージ (@wowow_stage) August 15, 2017
もう、全観客が堀北真希に熱烈プロポーズをしたくなるような作品だったよね。
ツンデレで可憐なお嬢様キャサリンを堀北真希が熱演。前後のインタビューで本人自身が「テレビでは絶対にもらえない役」「自身で足りないものを、声や体の動きで補えるから、舞台ならではの表現」と称していた通り、どこか大人しくて影があるイメージとは真逆の鮮烈な役でした。
そして堀北真希の尺を最大限に取って、引退した彼女の映像を使い倒してやろうというWOWOWの心意気よ・・・。
ドギツクてあんまり共感できないはずのワガママお嬢様も、堀北真希が演じると可愛すぎたこともあり全体的にすごく爽やかなラブストーリーに仕上がっていた。
語り部として終始舞台に出ていた戸田恵子は文字通りの芸達者。語っていたのに、突然セリフを言ってシーンに参加したり、若かりし頃からおばあさんまで今作品のテーマである世代の移り変わりを自然な形で感じさせてくれる存在。
演出として、キャサリンとヒースクリフが密会して愛を語った直後にキャサリンが死に至るシーンを最後に持ってきていたのが、ものすごくツボ。もう鼻血。
前半ではメイドの視点であったため、壁の向こうで叫び声のみ聞こえてキャサリンの死のみ分かるシーンだった。同じシーンを今度はヒースクリフの視点から、キャサリンとの再会と死別として両者涙混じりの演技のシーンとして再度なぞっていた。後半のシーンは、生演奏の音楽の盛り上がりもあり2人の悲しくも自己中心的な愛のあり方が強く残るような構成になっていたと思う。
その他も語り部がくるくる代わり、回想の入れ子構造になっている複雑な原作を逆手に取って、「あの時何があったの?」と観客を引き付けるようなミステリー仕立てになっていたり、設定を生かした演出がとにかくツボ。
また、子役が子供時代を演じているが、大人になった役が一緒に出てきて声だけアテレコするなど、観客が登場人物迷子にならないような優しさ設計だった。
あと、装置ね。奈落が多用された豪華セット。家2件分が、下からと横(下手側)からと出たり入ったり。嵐が丘っていうか、もう上下が丘だったよね。
宝塚沼へようこそ
昨年度から雪組の咲ちゃん(彩風咲奈さま)にしっとりと心を奪われている筆者。これ以上心奪われると年単位で戻ってこられないうえお金を湯水のごとく貢ぐことが想定されているので劇場には行っていないのですが、WOWOWだとそんな宝塚も毎月1〜2本は放映しているんですな。
\#ちぎみゆ コンビの副音声解説付/
宝塚への招待「La Esmeralda」-早霧せいな×咲妃みゆ 副音声解説付-
9/30(土)夜7時⇒https://t.co/Fuj7ADCFmY
エメラルド色の海をバックに繰り広げられる情熱の愛と夢の数々を描いたラテンショー#wowow pic.twitter.com/bKAIwWbJh3— WOWOWステージ (@wowow_stage) September 25, 2017
全公演満席という前人未到の記録を成し遂げた雪組ちぎみゆコンビの作品。何がすごいって、作品に加えて、ちぎみゆコンビの解説副音声があり、しかもその副音声はホール会場での公開収録で、ショーのシーンのあとにホールでのアフタートークまでつけるっていう。出がらしも残らないように使い倒してやろうというWOWOWの心意気を感じた作品その2。
劇団☆新感線
他にはこんな作品も。新感線みたいに会場の勢いの楽しい作品は、テレビにはやや不向きかも。
劇団☆新感線 ゲキ×シネ『五右衛門ロック』
10/4(水)午前8:45から再放送!
⇒https://t.co/0KcYqInZlz#古田新太、#松雪泰子、#森山未來、#江口洋介、#北大路欣也 ら豪華メンバーが魅せる圧倒的ステージ!#wowow pic.twitter.com/mQraDLZvM8— WOWOWステージ (@wowow_stage) September 10, 2017
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